こんにちは。アラカン主婦の霜月です。
主婦の方に質問です。
あなたは忙しいですか?
何もしないうちに、一日が終わってしまったと感じることはありませんか?
私は仕事をしていた頃、専業主婦になったら、どれだけゆったりと暮らせるだろうと思っていました。念願かなって約10年前に専業主婦になりましたが、のんびりする暇はありませんでした。
そして、昨年からは母の介護が始まったことで、本気で忙しくなりました。それでも何とか家のことを回しながら、遠距離介護をしています。自分のペースで家事ができなくなった時に、今までの家事へ考え方を変えたのです。
仕事を持っている主婦の方はもちろんですが、私のようなシニア主婦は、親の介護や孫の世話などで、忙しい方も多いと思います。
今回は、忙しい主婦の方のための時短の工夫について書いてみました。
やるべきこと=タスクの「見える化」

まずは、やらなければならないこと、やりたいことを、全部紙に書き出してみましょう。
とりあえず思いついたことを全部書いてから、やらなければならないことと、やりたいことに分け、やらなければならないことは緊急度・重要度の高い順に、やりたいことは優先度の高い順に書き直します。
1日のうちで、必ずやらなければならないこと=タスクの「見える化」です。できれば、所用時間も書いてみるといいと思います。
そうすれば、必ずやらなければならないことは、それほど多くないと分かると思います。
そして、緊急度の高いタスクからどんどん片づけて行くのです。書いてある順番にやっていくので、次になにをしようか考える必要はありません。ただ仕事を片づけるだけです。
たとえ、全部のことが出来なくても、緊急で重要なことが片付いていれば、安心できます。残ったタスクは、また後日やればいいと割り切ります。
たとえば、ゴミ出しは必ずやらなくてはなりませんが、窓ふきなどの家事は、やった方がいいけれど、あえてその日にやらなくてもいい家事です。
私は、朝起きて、このto-doリストを作ってから行動することで、焦る気持ちがかなり軽減されました。
時間を決める

主婦の仕事には際限がありません。やろうと思えばいくらでも仕事が出てきます。でも、それらを全部片づけていたら、時間がいくらあっても足りません。
家事はダラダラ続けず、何時までと時間を区切ってやった方がいいと思います。その方が締切効果で、能率が上がります。
できれば、曜日ごと家事のローテーションを決めておき、それに沿ってやれば、家事の抜けや汚れが溜まることもなくなります。
片づけも、時間を決めてやった方が集中できます。5分間と時間を決めて、キッチン引出の中の整理や、不用品を処分するのもいいですね。飽きるまでやらずに、もう少しやりたいところで止めるくらいがいいです。
先手仕事をする

「先手仕事」という考え方をご存じでしょうか?
たとえば、朝食の準備の時に夕食の下ごしらえをするとか、買い物から帰ってきて、野菜を洗ったりなどの下準備をしておくことです。
私がよくやるのは、息子のお弁当作りの時に夫と私の分の昼食のおかずを作ったり、夕食準備の時に、翌朝のお弁当の下準備をすることです。
魚の切り身で味噌漬けを作れば、翌朝はほどよく味が染みていて焼くだけですし、キュウリの塩もみを作っておけば、カニカマやわかめと和えて副菜になります。夜にホウレンソウのお浸しを作ったら、残りは塩コショウしてソテーしておきます。そうすれば、あとは卵焼きとウインナーでもあれば、すぐにお弁当が出来上がります。
買い物から帰ってきて、冷蔵庫にしまう前に、泥付きの野菜を洗っておいたり、玉ねぎの皮をむいておいたり、とり肉なら切って小分けにして冷凍したりなど、すぐに調理に取り掛かれるようにすると、忙しい夕方に助かります。
先手仕事は、手間の貯金のようなもので、後の自分をラクにしてくれます。
まとめて家事をする

家事をまとめてやることで、時短になることもあります。
買い物は意外と時間を取る家事です。毎日行かずに3日に1回にすると、かなりの時間の節約になります。その時は、買い物リストを作っていくことを忘れずに。
ネットスーパーもいいと思います。私も時々利用しますが、ちょっと品数が少ないなと思うことがありますので、実店舗での買い物と半々です。
お料理も、同じ手間ならまとめて作っておけば、後でラクできます。
私は、豚のブロック肉がセールの時は、4つくらいまとめて買って豚肉の紅茶煮を作ります。薄味の煮豚のような味付けなので、そのまま食べるだけでなく、サンドイッチの具にしたり、サラダに入れたり、チャーハンに入れたり、色々に使えて助かります。
また、ニンニクやしょうがはみじん切りにして、ラップに挟んで薄い板状にして冷凍しておくと、使う分だけ折って使えるので、とても便利です。我が家はフードプロセッサーがあるので、それで作っています。
万能ねぎを刻んだものと、油抜きした油揚げを短冊切りにしたものは、常に冷凍庫に入れています。お味噌汁を作る時にとても便利です。
ただし、掃除だけは、まとめてやると汚れがこびりついてかえって手間なので、まめにやるようにしています。
豚肉の紅茶煮(紅茶豚)のレシピ
- 豚肩ロース500g・2個
- ティーバッグ・2袋
- 醤油・カップ1
- 酒・カップ1/2
- みりん・カップ1/2
- 酢・カップ1/4
- 調味料は全部合わせておく。
- 豚肉をブロックのまま、ティーバッグを入れた湯で煮て中まで火を通す。
- 合わせた調味料をひと煮立ちさせたところに、茹で上げた熱い豚を漬けてひと晩おく。
つけ汁は、塩コショウやオイルなどを足してタレやドレッシングに使える。
(婦人之友社「魔法使いの台所」より)
▲この本には、本当にお世話になりました。
すきま時間を利用する

ちょっとしたすきま時間にも、できることはあります。
- 洗面所の鏡を拭く。
- 玄関の靴を整える。
- テーブルの上を片づける。
- キッチンのシンクを洗う。
- 冷蔵庫の扉を拭く。
- 広告紙を折ってゴミ袋を作る。
- 献立を考える。
などなど。
短時間でできることのリストを自分で作っておくと、意外にたくさんのことができると分かります。
定期購入を利用する

日用品や消耗品で必ず使うものは、アマゾンの定期購入もおすすめです。
私は、洗剤類、豆乳、カフェインレスコーヒーなどを定期購入しています。配送頻度も指定できますし、だぶついたらお休みできますし、とても便利です。
買い物に行かずにすむ、重いものやかさばるものを持たずに済むというのも、助かります。なくなりそうになって、慌てて買いにいくこともないので、気楽です。何よりその「モノ」のことを考えずに過ごせるというのが一番です。
スーパーやドラッグストアの店舗に行くと、つい余計なものを買ってしまいがちなので、アマゾンの定期購入はとても助かっています。
できないことや苦手なことは、頑張らない

何でも自分でこなそうとすると、パンクしてしまいます。時には手を抜いたり、人に頼ったりすることも大切です。
私の場合、苦手なお掃除は、ルンバとマキタのコードレス掃除機の導入で、敷居が低くなりましたし、換気扇やエアコンの掃除はプロにまかせています。ちょっとお金はかかりますが、びっくりするほど綺麗にしてくれます。
洗濯もドラム式の全自動洗濯機のおかげで、雨の日に洗濯物が乾かないというストレスから解放されました。
お料理は好きな方ですが、母の介護で疲れた時はお惣菜に頼ります。特にデパ地下のお惣菜は、自分がふだん作らないようなものや、意外な素材の組み合わせも多いので、お料理のヒントにもなります。
昔は何でも自分でやらないとダメだと思っていた私でしたが、ストレスをためて体調を壊すよりは、お金で解決できるものは、人に頼ってもいいと割り切って以来、気持ちがラクになりました。

まとめ:ほどほど家事で笑顔に

以前の私は、主婦たるものは家事をきちんとこなさなければと思っていました。
ていねいな生活に憧れて、自分の理想の生活を実現するために、家事にがんじがらめになっていた時期もありました。でも、ある時、家事をやることが人生の目的になっていることに気づいたのです。
もちろん、家事が大好きで、ていねいな生活を楽しくできる人はそれでいいと思いますが、私は家事よりも、もっとやりたいことがありました。母の介護が始まると、それこそ自分の時間などなくなってしまいました。
手抜きはしたくないけれど、自分の時間も欲しい。我儘ですよね。
私は、家事の中で、得意なお料理や片づけはそこそこ頑張り、苦手なお掃除は自分の中の最低限のラインでやることにしました。モノを減らしたことで、お掃除は格段にラクになりました。
私のような専業主婦の場合、家事をきちんとこなさないと、主婦失格なのではと思いがちですが、母の介護を始めてから、介護と同じように、家事もほどほどでいいんじゃないかなと思うようになりました。
毎日手抜き家事では家族もかわいそうだし、自分自身も自己嫌悪に陥ってしまいます。反対に完璧にやろうとすると、身体もメンタルも持ちません。
手を抜かずにやることと何かに頼ることのメリハリをつければ、キチンとできたという気分になれます。ほどほど家事です。
そうすれば、自分の時間もできるし、ストレスをためずに笑顔でいることができると思うこの頃です。
今回の記事は参考になりましたでしょうか?
お読みいただき、ありがとうございます。アラカン主婦の霜月でした。