こんにちは。アラカン主婦の霜月です。
忙しい毎日。日々の生活にストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか。
先日、「新型コロナのストレスから心を守る方法」という記事を書きましたが、今回はその続編で、書いてストレスを緩和するやりかたです。
このような方に向けて、私が実行している「書くことで不安やストレスを和らげる工夫」を書きたいと思います。
ただ、私は専門家でないので、すべての方に合うわけではないかもしれません。その点は、どうぞご了承ください。

ストレスは放置してはいけない
水が半分入ったコップの話はご存知でしょうか?
「コップに水が半分しか入っていない」あるいは「コップに水が半分も入っている」というネガティブ&ポジティブの話が有名ですが、それとは少し違います。
これは、重さと時間の話です。
水が半分入ったコップの重さは、さほどではありません。1分間持っていることは誰でもできるでしょう。でも、これを1時間、半日、1日……と考えたら、どうでしょう。大変な労力です。
このコップの中の水こそが、ストレスです。たいしたことないと思っていても、長い時間をかけていつの間にか心を蝕んでいきます。
モヤモヤした気持ちや不安をそのまま放置しておくと、メンタルに悪影響を及ぼします。ひどい場合は抑うつ症状になり、うつ病を発症してしまうこともあります。
そうならないために、ストレスを手放す=コップを置く方法を考えてみたいと思います。
紙に書いてストレスを手放す
感情のままに書く方法と、理性を働かせて書く方法、二つをご紹介します。
どちらも私が普段から実行していることです。
思いつくままに書いてみる
私は毎朝モーニングページというものを書いていますが、それと同じ方法です。
ノートに、ただひたすら頭に浮かんだ言葉を書き綴ります。目安はノート3ページです。頭に浮かぶ、嫌なこと、心配なこと、腹が立つことをどんどん書いて行きます。
他の人に見せるためではないので、何を書いても大丈夫。手が疲れるほど書いていると、そのうち書くことも尽きてきます。同じことを繰り返し書くことにも、だんだんと飽きてきます。
そうすると、何となく気持ちが落ち着いてきて、不思議なもので、最後はまあいいかというような気分になってきます。そして、今度は直近の課題について、書き始めるようになります。
ネガティブな想いは散々書いたので、現実的なこと、「今日は買い物に行く」とか「天気がいいから洗濯物は外に干そう」とかそんなことです。
そして最後は、今日も何とか頑張れますようにという感じで締めくくります。私のモーニングページは、いつもたいていそんな感じです。
先日、ぎっくり腰になってしまった時は、バカみたいに「腰が痛い」「もういやだ」を繰り返し書きましたが、最後は「はやく治りますように」で終わりました。
毎日書く人でなければ、わざわざノートでなくても大丈夫です。コピー用紙やレポート用紙に、思ったことを書いていくのです。
もう書くことがないというところまで書いたら、そのまま紙は捨ててしまいます。取っておいてもいいのですが、すぐに読み返すと書いた時のネガティブな感情を思い出すのでやめた方がいいです。
モーニングページでも、最初は8週間後に読み返すようにと書かれています。2か月後くらいになら、読み返した時、「ああ、あの時はこんなことを考えていたんだ」と冷静に振り返ることができます。
ちなみに私はノート書き終わると、ざっと眺めたりはしますが、そのまま処分してしまいます。
客観的に書いてみる
ある程度感情が落ち着いたら、今度は自分を俯瞰して書いてみるのもおすすめです。頭の中だけで考えているよりも、文字にして書き出す方が何が問題か明らかになります。
問題点が明確になったら、解決方法もいくつか考えてみます。
問題:自宅待機になってしまった。失業や収入減が心配。
- 生活費を把握し、削れる部分がないか。→固定費見直し?
- 新なスキルを身に付けて転職できないか。→どんなスキル?
- 家でできる副業はないか。→調べてみる?
問題:日中、夫や子どもがいて、ストレスが溜まっている。
- 一人の時間を作る→早起きしてみる。散歩してみる。
- 家族に話し、家事に協力してもらう。→どうやって持ちかける?
書くことによって、感情より理性を働かせる方法です。
「~になったらどうしよう」と不安になった時は、本当にそうなった場合にどう行動するかを考えて、紙に書いてみるといいです。
プランは、いくつか出るでしょうし、そのメリットやデメリットを書くのもおすすめです。そうすると、感情より理性が優位に立つので、心が落ち着きます。
特に、女性は感情に振り回されやすいので、この方法はおすすめです。
日記を書いてストレスを手放す
精神医学の世界では、日記療法と言われているものです。
不安障害、うつ病などの治療によく用いられています。
よかったことを書く
夜寝る前に、一日を振り返って、よかったことを書くやり方です。
私は、昔、中山庸子さんの「いいこと日記」を使っていたことがあります。たぶん5年間くらい使っていたと思います。
その後、5年連用日記をつけたりもしましたが、今はto-doリストを書く小さめのノートに、その日のよかったことを書いています。
書くことは嫌いではないので、30年くらいずっと日記を書いていますが、あえていいことを書くようになったのは、「いいこと日記」からです。
夜寝る前に、その日のいいことを思いだすことによって、穏やかな気持ちで眠りにつくことができます。
ブログを書く
日記よりやや高度な方法ですが、ブログを書くこともおすすめです。
ブログも日記のひとつです。ただ、普通の日記と違うのは、読者に向けて書かれているということです。もちろん非公開にすることもできますが、公開した方が更新の励みにはなります。
ブログのいいところは、人の目があることです。他人に読ませるためには、ただ感情のままに書きなぐるわけにはいきません。どうしてそう感じるのか、読み手側にも分かってもらう必要があります。
あまりにネガティブな感情で書き綴ると、自分でも「ちょっとこれは」と感じて、読者に理解してもらえるように書き直したりします。
自分のストレスの原因は何か、それに対してどう感じているのか。
何か行動を起こすのか、起こさないのか。文章を書きながら、推敲を繰り返していくうちに、だんだんと頭の中が整理されてきます。
記事を公開する頃には、ストレスもかなり軽減されていると思います。
私は、パニック障害で闘病中に、パニック障害に関するウェブサイトを運営していたことがあります。もう15年以上前のことです。
当時は、今ほどパニック障害という病気が世間に周知されていませんでした。
そのため、孤独な気持ちになることも多く、何とかみんなに理解してもらいたいと一生懸命作りました。その作業をする中で、自分自身も心が軽くなっていきました。
病気が治った今は、サイトも閉鎖してしまったのですが、ちょっともったいなかったかなと思っています。
同じように文章を公開するのにツイッターという手段もありますが、私はツイッターはあまりおすすめしません。ブログなどと違い、気軽に投稿できるため、つい過激な言葉で書いてしまう可能性があります。
そうすると、同じような不安を抱える人から「いいね」がついたり、フォローされたりして、ネガティブなツイートばかり目にするはめになり、ストレスは改善できません。文字数が限られているので言葉足らずになり、あらぬ誤解を招いてしまうこともあります。
ストレスが溜まっているときは、SNSからは距離を置いた方がいいと私は思います。
まとめ
今回は、書いてストレスを和らげる方法を4種類あげてみました。
- 頭に浮かんだことを紙3枚に書いて、感情を吐き出す。
- 自分の感情を客観的に書いて、問題提起と解決法をさぐる。
- 毎日の「いいこと」を書くことで、心をポジティブに。
- 日記やブログを書いて、頭の中を整理する。
色々な方法がありますが、ひとつだけ言えるのは、心の中のモヤモヤを溜めこんでいてはいけないということです。
たとえ小さなストレスでも、長い間放置していると、自分でも気づかぬうちに心を病んでしまうことがあります。
テレワークや外出自粛などの措置は、この先まだまだ続くと思われます。モヤモヤやストレスは溜めこまず、「書く」で発散することを試してみてはいかがでしょうか。
お読みいただき、ありがとうございました。お役に立てたらうれしいです。
アラカン主婦の霜月でした。