こんにちは。アラカン主婦の霜月です。
今でこそ、シニア・ミニマリストなどと偉そうに名乗っている私ですが、実際のところは「ミニマリスト(仮)」というのが合っているかもと思ったりしています。
結婚するまでは家族もあきれるほどの散らかし屋で、結婚後は家中にモノをぎっしり収納しているマキシマリスト。正直、どちらも同じくらいストレスの多い生活でした。
ミニマルライフに出会って、ようやく心地よい暮らしを手に入れることができました。
ただ、片づけを進めようと思っても、「時間がない」「やる気が起きない」「やり方が分からない」という方も多いと思います。
私もここまで順調にモノを減らしてきたわけではありません。何度もつまづきましたし、リバウンドしたこともあります。
その中で、いかに片づけを続けていくか、3つの「ない」を解決するために工夫してきたことを書いてみたいと思います。
時間がない!
仕事や育児、介護などで忙しい主婦の一番の問題が、「時間がない」ということです。
普段の生活を回していくだけでも精いっぱいなのに、それプラス片づけなんて絶対に無理と思いますよね。
今の私がそうです。週の半分は実家の母の遠距離介護(&実家の片づけ)に行くので、まとまった片づけ時間は、まったくといっていいほど取れません。
そういう方におすすめするのが、「すきま時間片づけ」と「ついで片づけ」です。
すきま時間片づけ
家にいる時間で、まったくのすきま時間がない方はいないと思います。5分でも10分でもいいので、すきま時間にできることをします。
引き出し一段から不用品を処分するとか、溜まった空き箱をたたんで紐でくくるなど、ちょっとした片づけでも、やれば気分もスッキリします。
すきま時間の片づけは、あらかじめリストを作っておくと良いと思います。
ついで片づけ
「ついで片づけ」は、言葉通り何かのついでにする片づけです。
例えば、食事の後片づけのついでに、台所にある不用品、コンビニでもらった割り箸やストロー、ヒビが入って使わない食器などを捨てます。
何となく気になっていながら見過ごしているものって、案外多いものです。
ついで仕事であれば、わざわざ片づけしようと決心しなくても、作業の流れですることができるので、心理的負担も感じません。
最近の私は、ほとんど「すきま時間片づけ」と「ついで片づけ」です。
やる気が起きない……
分かります。私も何度も経験があります。
どんなに頑張ってやろうと決心しても、モチベーションをずっと保ち続けるのは、至難の業です。
一気に片づけて「すっきりした!」と思っても、いつの間にかワラワラと不要なモノが……ということもあります。
私がやる気を起こすためにしているのは、とってもベタなのですが、片づけ動画を観ることです(笑)。
最近は、お部屋の片づけ動画を上げているユーチューバ―さんも多いですよね。「汚部屋片づけ」と検索すれば、たくさんの動画が出てきます。
特に私が気に入っているのが「片付けトントン」というチャンネルです。いまや登録者15万人以上の人気チャンネルなのでご存じの方も多いと思います。
実は私がユーチューブで一番最初にチャンネル登録をしたのが、「片付けトントン」さんなのです。
というより、まだ登録者が2万人くらいだった時に、「片付けトントン」の動画にどうしても「いいね」をしたくて、ユーチューブのアカウントを作ったくらいのお気にいりです(笑)。
今は、「片付けトントン」さんの動画をラジオ代わりに聞きながら、お掃除や片づけをするのが習慣になっています。
汚部屋や不用品だらけの部屋が、みるみる片付いていく様子を見ると、「片づけたい」という意欲がモリモリと湧いてきます。
他にも片づけ動画はたくさんありますので、お気に入りのチャンネルを探してみてください。
ただし、あまり動画に夢中になりすぎると、肝心の片付けが進まなくなってしまいますので、ほどほどに。
片づけ方がわからない(泣)
片づけ初心者の方には、そういう方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、片づけの師匠を持つことをおすすめします。身近に片づけ上手な方がいれば、その方に手助けしてもらうのも一案です。
ただ、人に頼むのはハードルが高いし、部屋の中の惨状を見られたくないという方は、片づけ本を師匠にするのがよいと思います。
「一気」と「コツコツ」
片づけには、大きく分けて一気にやって終わらせる方法とコツコツ続ける方法があります。時間の取れる方は一気に終わらせてもいいし、忙しい方はコツコツもいいと思います。
ご自分のやりたい方法を見つけてみてください。
私が読んだ片づけ本から2冊紹介させて頂きます。
やましたひでこさんの「断捨離」と並び、今や世界的に有名な近藤麻里恵さんの著書です。初めて読んだ時は、「ときめく」というユニークな片付けかたに驚きました。
「バスルームにシャンプーやリンスを置かない」というやりかたは、この本で学びました。
一気に片づけたい方には、この本が向いているかなと思います。
有名ブロガーのごんおばちゃまの片づけ本。シニアにぴったりのタイトルですね(笑)。私は初版を買ったのですが、こちらは最近出た普及版です。
1日30分というのが、忙しい方向きだと思いますし、生前整理をしたい世代にはぴったりだと思います。
ただ、一気に片づけを進めたい方には、少しもの足りないかもしれません。
霜月のやり方
ちなみに、数年前から続けてきた私の片づけ方もご紹介します。
どちらかと言えば、一気に片づける方法かもしれませんが、一度で終わらずに何度も繰り返して片づけました。
- 片づける場所を決める。はじめは玄関など、モノの種類が少ないところがおすすめ。
- 片づける場所から全部のモノを出して、きれいに掃除。
- 明らかなゴミ・ガラクタを捨てる。
- 残ったモノから、今使っているモノだけを残す。
- 収納場所の7割以下になるように収納する。
もともとモノが少なかった場所は一気に片づけられましたが、モノが多い場所は繰り返して片づけました。やりながら片づけも上達していったように思います。
同じ場所を片づけるたびにモノが減って、そのうち収納も不要になりました。
ただ、このやり方は、ある程度まとまった時間がかかるので、忙しい方には少し難しいと思います。
今はもっぱら「すきま片づけ」と「ついで片づけ」です。
まとめ:まずは小さな成功体験を
片づけが進まない「時間がない」「やる気が出ない」「片付け方がわからない」を解決するためのヒントを書きました。
ミニマリスト級にモノが減ってくれば、片づけに時間をとられることもなくなってきますが、そこまで行きつくのが大変ですよね。
こんな方が一番多いのではないかなと感じます。
特に家族が多い方、長く戸建てにお住まいの方は、気づかないうちに多くの不用品を溜めこんでしまっています。
片づけようと思ってもどこから手をつければいいのやらと、溜息が出てしまうことも多いと思います。
モノが多く忙しい方ほどハードルも高いと思いますが、まずは、最初の1歩を踏み出してみて頂きたいと思います。
そんな小さな成功体験が、すっきりと片付いた部屋に繋がっていくのだと信じています。
この記事が、そんな暮らしのお役に立てればうれしいです。
お読みいただき、ありがとうございます。アラカン主婦の霜月でした。