こんにちは。アラカン主婦の霜月です。
部屋に滞ったモノたちを減らしてスッキリした部屋に暮らしたいと思い、モノを手放し始めてから、ライフスタイルも変化しました。
ただモノが少ないというだけではなく、時間の使い方や、人間関係も変わってきました。
今回は、ミニマルライフを目指し始めてから、私がやめたことを書いてみたいと思います。
多趣味な生活
私はどちらかといえば好奇心旺盛なタイプで、若い頃から様々なことに興味を持ってきました。スポーツはあまり得意ではないので、主に家でできる趣味です。
しかも、何でも形から入るタイプなので、何かを始めようと思うと、道具や材料を揃えることから始めます。
若い頃は、パッチワークや刺繍、テディベア作りなどに興味を持ちましたが、いつかやろうと材料を揃えただけで、ほとんど手をつけませんでした。
もともと私は、お裁縫がとても苦手なのに、なぜそんなことを始めようとしたのか不思議なのですが、おそらく苦手を克服したいという気持ちがあったのかもしれません。
趣味として、ある程度形になったのはカルトナージュです。
カルトナージュとは、フランスの伝統工芸です。厚紙で箱を組み立て、それに紙や布を貼り付けて仕上げるものです。
これは、教室にも通いかなり熱心にやりました。厚紙から美しい箱が出来上がるのがとても楽しくて、たくさんの作品を作りました。
やがて、カルトナージュへの熱もある程度落ち着きましたが、自分の作品を処分することはできませんでした。
ミニマリストになろうと思った時、カルトナージュをこれからも続けたいのかどうか、自分に問いかけました。
当時の私には、石けん作りとアロマテラピーという趣味もありました。どちらも材料が必要な趣味です。色鉛筆画も描いていて、画材もありました。
時間的にすべての趣味を続けるのは無理だと判断し、悩んだ末カルトナージュの道具と材料をすべて手放しました。そして、作品もすべて処分しました。
後悔するかなと思ったのですが、まったく後悔しませんでした。
一応カルトナージュの技術は身に付けたので、いつかまた作品を作りたいと思ったら、また始めればいいと思っています。
道具や作品を手放しても、楽しかった時間がなくなるわけではないので、モヤモヤ悩みながら材料をストックしておくよりは、よかったと思います。
若い頃に、色々な趣味に挑戦してみることは素晴らしいと思いますが、これからの人生は、もっとシンプルに生きたいなと思っています。
コレクションをする
私はコレクションが大好きです。
以前の記事にも書いたと思いますが、子どもの頃から色々なものを集めてきました。
大人になってからコレクションしたのは、洋食器と香水です。本当にたくさん集めました。使うために集めたというより、所有したいという気持ちの方が強かったと思います。
長い年月をかけて集めたものを手放すのは、かなり大変でした。
もう、何かをコレクションするのはやめようと心に決めました。

グッズを買う
私は、舞台鑑賞が趣味です。ミュージカルやバレエ、歌舞伎なども観ますが、一番好きなのは宝塚歌劇です。
初めて宝塚を観劇したのは、中学3年の時の「ベルサイユのばら」でした。私は、原作の大ファンでしたので、宝塚で舞台化すると知り、同じく原作ファンの友人と一緒に観劇しました。
そして、すっかりその魅力にとりつかれてしまったのです。
以来45年以上、子育てなどで多少のブランクはあるものの、ずっと宝塚を観てきました。
宝塚だけでなく、劇場に行くと、プログラムはもちろんですが、数多くの関連グッズが売っています。観劇の感動で舞い上がっていると、つい買ってしまいます。
そういうグッズが我が家にはたくさんありました。買った時はいいのですが、しばらくすると「なんでこんなものを買ったんだろう」というものも多いです。
しかも、そういうグッズって、かなりいいお値段だったりします。アイドルやバンドの物販と同じようなものだと思います。
少ないモノで暮らそうと決めてからは、グッズを買うのは止めました。今まで買ったグッズもほとんど処分しました。
私は舞台を観るのが好きなので、グッズ代はチケットにまわそうと決めました。
今は、コロナ禍で、残念ながら劇場に行くことはできませんが、またいつか大好きな舞台を観られることを楽しみにしています。
本を買う
私は、本が好きです。
男性の読書というと、ビジネス書かと思いますが、私の場合は小説です。人生の役に立てようというより、読書は私にとっては心のオアシスです。
ジャンルとしてはミステリーやファンタジー系が好きなのですが、そのジャンルをもれなく読むのではなく、どちらかと言えば作家読みするタイプです。
今まで作家読みしたのは、アガサ・クリスティ、レイ・ブラッドベリ、恩田陸、三浦しをん、伊坂幸太郎、有村浩、今邑彩、森博嗣、宮部みゆき、上橋菜穂子、今野敏など。めちゃくちゃですね(笑)。
マンガも大好きで、中学時代から熱心なファンでした。特に、萩尾望都、大島弓子、青池保子が大好きで、作品をコレクションしていました。
結婚する時も、多くの文庫本やコミックスを実家から持ってきました。
それらも、今はほとんど手放しました。どうしても読みたいものは、新たにキンドルで買いました。
今は、たいていの本は、図書館で借りて読みます。
一度読んだあと何度も読みかえしたいと思ったものは、買ったりもしますが、数回読んで、また手放すこともあります。
本はとても重いし場所も取るので、場所を決めて、そこからははみ出さないようにしています。
同じものを2個買い
私は昔からものを買う時に、2個ずつ買うクセがありました。
1個は予備だったり、色違いだったり。趣味のグッズだと、飾るためと保存用。好きな作家のコミックスも、普段読むための本と保存用の本。
意味不明と思われそうですが、私のようなオタク気質の方には、同じような方がいらっしゃるかもしれません。
そんなわけで、同じものが2個ずつあるのが当たり前のような家でした。
趣味のものを処分した時に、もう何かを買う時に2個ずつ買うのは絶対にやめようと決めました。
今でも、日用品を買う時など、つい予備を買いたくなるのですが、「2個買い禁止」と自分を戒めています。
気の進まないおつき合い
ずっと「友だちは、多ければ多いほどいい」と思い込んでいました。子どもの頃から引っ越しが多くて、せっかく友だちができても、すぐに別れなければならなかったからかもしれません。
でも、ようやく3年間同じ学校に通った高校時代は、自由すぎる校風に馴染めず、ほとんど友だちができませんでした。
学校で友だちができないと、なんだか自分が人間として欠陥があるように感じてしまいます。高校時代は私にとって暗黒時代でした。
短大に進学してからは、心機一転、友だち作りにいそしみました。親しい仲間ができ、その後もどんどん友だちは増えて行きました。
でも、いくらアドレス帳に載っている人数が増えても、年賀状の枚数が増えても、何となく空しい気持ちでした。
友だちと会っても、相手に合わせて会話しているだけで、あまり楽しくないことも多かったからです。特にママ友仲間とのおつき合いは、苦痛でした。
そんな頃、メンタル疾患を発症し、友だちと会うことが出来なくなりました。
それでも、電話をくれたり、家を訪ねて外に連れ出してくれる友だちがいました。料理のできなくなった私に、おかずを作って差し入れてくれる友だちもいました。
遠方に住んでいるのに、心配してお花と手紙をくれた友だちもいました。本当にありがかったです。
自分が何かしてあげたいと思うのが友だちなんだなと、今ならわかります。
暗黒だと思っていた高校時代に唯一仲良くしてくれた友だちは、数年前「実は私もあの学校が苦手だったの」と言っていました。
彼女はとても成績優秀で、先生からも一目置かれていたし、部活でも活躍していたので意外でした。彼女がいたから、私は登校拒否にもならずに無事卒業できたと思います。
今は、数は少ないですが、自分がその人のためなら何でもしてあげたいと思う人と仲良くしています。
表面上だけのつきあいや、義理でのつきあいはもうやめました。
まとめ:大切なものを少しだけ
今回は、ミニマリストになってやめたことについて、書いてみました。
モノを減らすと考えもシンプルになり、自分が本当にやりたいことや好きなことが見えてきます。何を大切にしていくか、これからの人生をどう生きて行くのかへの迷いがなくなってきます。
そうすると、自分の中の考え方のクセやこだわりを手放せて、シンプルでニュートラルになれるように思います。
まだまだ自分の常識に縛られていることも多いですが、モノを手放し、心の中のモヤモヤを手放して、この先の人生をストレスフリーで生きていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。アラカン主婦の霜月でした。